SEO業者へ依頼する前におこなうべきこと
SEO対策は作業内容が多く、時間や手間をかけるのはなかなか大変ですよね。何をすれば良いのか全然わからないという方もいらっしゃるかと思います。
そんな時には専門のSEO業者に依頼して、効率よく対策を進めていきたいものです。今回はSEO業者へ依頼をする前に準備しておきたいポイントをお話していきます。SEOの予備知識や事前のSEO計画、用意しておきたい資料についてもご紹介しますので、是非参考にしてみてください。
目次
SEOの予備知識を得る
「SEO業者に全てお任せしたいので、特に知識は必要ない」と思われるかもしれませんが、最低限の基礎知識は頭に入れておいた方が、やり取りを円滑におこなうことができるでしょう。ここでは、事前に知っておきたいSEOの予備知識を3点ご紹介します。
Googleガイドラインをチェック
日本における検索エンジンのシェアはGoogleが圧倒的な規模です。Yahoo!もGoogleの検索エンジンを使用していますから、SEO対策と言えば、実質Googleの対策をすることと同じ意味になります。
検索結果の上位表示を目指すには、Googleからの高い評価が必要です。まずはその基準を把握するためにGoogleが公表している「ウェブマスター向けガイドライン」を確認しましょう。
現在Googleでは、「ユーザーが見やすく、使いやすいガイドラインに沿ったサイト」が検索結果の上位に表示されるようになっています。つまり価値のあるコンテンツをユーザーに向けて発信することがSEO対策になるのです。
また、ガイドラインに挙げられているような不正行為をおこなうと、ペナルティを受けてサイトの評価が下がり、検索結果に表示されなくなることもありますのでご注意ください。
SEO対策の成果が出るまでには時間がかかる
SEO業者に依頼をしても、基本的にはすぐに成果が出るというわけではありません。特に、新しいサイトを立ち上げるケースでは、1年以上時間がかかると思っておいてください。
Googleから高い評価を得るには、コンテンツの量を増やしサイト自体に力をつける対策も必要です。「SEO対策は長期的におこなうもの」という心構えで挑むことが大切になります。ですから、すでに力をつけている他社のサイトと新しい自社サイトをGoogleが比較した時に、新しいサイトがすぐに高い評価を得られなくても不思議ではありません。
すでにサイト運営をおこないGoogleからある程度評価されていたとしても、検索流入が高く、競合サイトも多い人気検索キーワードで上位に入ろうと思うと、道のりは長くなります。競合サイトが少ないキーワードを狙うと上位に入りやすいですが、そもそもの検索流入が少ないことが多いため、大きく集客するのは厳しいでしょう。
SEO対策の種類を知る
SEO対策の種類には「内部対策」「外部対策」「コンテンツSEO対策」と呼ばれているものがあります。聞いたことがあるという方もいらっしゃるのではないでしょうか。ここでは簡単に3つの対策の違いをご説明します。
内部対策では、サイトのhtmlや内部構造の見直しなどをおこないます。サイト内のページを巡回しているGoogleロボット(クローラー)に、サイトを正しく評価してもらえるように整える必要があるのです。ロボットが読み取った情報は、Google検索エンジンのデータベースに登録(インデックス)され、それを元に検索結果の表示順位が決定します。
外部対策では、他のサイトからリンク設定される「被リンク」を受けることにより、Google検索エンジンの評価を上昇させます。これは、外部からの信頼性・関連性があるサイトなのかGoogleが評価しているということです。
しかしながら、被リンクをただ単純に増やせば良いわけではありません。無関係な被リンクが大量にあるとスパムとして認識されてしまい、ペナルティを受ける可能性があります。SNSによる自然発生したものや関連性の高い優良サイトからのリンク獲得を目指しましょう。
コンテンツSEO対策は、多くの質の良い記事コンテンツなどを増やし、ユーザー流入を狙うことで、Googleの評価を上げる方法です。Googleは、よりユーザーの役に立つサイトを高く評価していますから、これはペナルティの危険性が少ない効果的な方法です。時間や手間はかかりますが、自然な被リンクが獲得しやすいというメリットもあります。
自社サイトの問題点を整理して計画を立てる
SEO業者へ相談する前に、自社の課題を整理することは大切です。コンテンツ内容、サイト構成、分析など今現在不足していると思われる問題を書き出してみましょう。自社の課題がはっきりとしないまま、相性の良い最適なSEO業者を選ぶのは難しいです。内部対策・外部対策の現状も忘れずに整理してください。
具体的な計画を立てる
目標とする集客数やコンバージョン数、売上などを具体的にしていくことで、SEO業者に有効な戦略を立ててもらいやすくなるでしょう。予算も事前に決めておくとSEO業者の見積もりとの調整がしやすくなります。
また、集客には、ユーザーの年齢層や性別・目的などのターゲットを決める必要があります。ターゲットを明確にしないと、ユーザーの検索意図とサイトをうまくマッチさせることができません。これがマッチしているとGoogle検索の上位に入り、コンバージョンが得られるようになるのです。ぜひSEO業者に相談する前に、考えてみてください。
SEO業者へ依頼したい内容を決める
SEOの予備知識を得て、自社サイトの問題点が明確になったら、業者への依頼内容を決めていきましょう。どこまでSEO業者に頼むかどうかによって、かかる費用が変わってきます。内部設計の改善をSEO業者に依頼し、コンテンツ作成は自社でおこなうといったことも可能です。
SEO業者に渡す資料・情報を用意する
会社案内やサービス・商品の内容が分かる資料を準備しておきましょう。SEO業者は対策をする上で、顧客の情報を詳しく求めています。SEO業者からの提案内容にも関わりますので、できる限り多い方が望ましいですね。
また、SEO業者とやり取りをする担当者は、SEOの基礎知識がある方や、自社のサービスをよく理解している人にお願いした方が良いでしょう。SEO業者は顧客の強みやアピールポイントを知り対策方法を考えていきたいと思っていますから、それをうまく伝えられる担当者の方がスムーズにSEO対策が進められるというわけです。
それから、競合他社が把握できていると、さらに良いですね。狙いたい検索キーワードに対して、どの程度の競合サイトがあるのか、どのようなコンテンツ内容を提供しているのか調べてみてください。
一口にSEO対策と言っても、それによって難易度が変わってきます。SEO業者とのやり取りも競合他社がわかっていた方がスムーズに進められるでしょう。
深い知識や経験を持つSEO業者へ依頼しよう!
ここまで、SEO業者へ依頼する前におこなうべきことについてお話してきました。事前に予備知識を得ることや自社サイトの問題点を整理し具体的な計画を立てること、資料や競合他社の情報を用意すること、この3点は特に重要です。円滑なSEO対策のためにぜひ取り組んでみてください。
質の高いSEO対策には、深い知識や経験が必要です。即席で身に着けた浅い知識のみで戦っていくのは、これからの時代厳しいでしょう。専門知識と技術を持ったSEO業者に依頼して効率よくSEO対策をおこなうことをおすすめします。
SEO業者を選ぶ際には、実績やサービス内容・費用などを確認して自社と相性の良い業者を選ぶようにしましょう。このサイトやコラムが参考になれば幸いです。