公開日:2021/07/01  最終更新日:2021/07/02

Googleコアアップデートとは?2021年の最新情報も紹介

Googleは日々、検索アルゴリズムを改善していますが、年に数回は大きな見直しが実施され、検索結果に大幅な変動が起きます。今後適切なSEO対策ができるよう、この記事では「Googleコアアップデート」に関する基礎知識と、その最新情報と対策を解説します。

Googleコアアルゴリズムとは

コアアップデートを理解するためには、まず、Googleのコアアルゴリズムに関して理解しておく必要があります。

Googleには、アルゴリズムと呼ばれる検結果の順位を決めるプログラムがあり、そのアルゴリズムの数は200以上にもわたるといわれています。
数百にも及ぶアルゴリズムの中から、特に検索結果に大きな影響を及ぼす中心となるアルゴリズム、つまり、核となるアルゴリズムは、「コアアルゴリズム」と呼ばれています。

Googleコアアップデートとは

Googleコアアップデートとは、Googleのコアアルゴリズムアップデートの略称でありGoogleが検索アルゴリズムを大幅に改善することを指します。コアアップデートは定期的におこなわれていますが、平均して、年に2~4回ほどのスパンで実施されており、そのたびに検索結果に大きな順位変動が起きています。

基本的に、Googleコアアップデートが実施される場合は、事前にGoogleから告知がおこなわれます。コアアップデートによって大きな順位変動が起きるので、サイト運営者はコアアップデート直後1~2週間程度はサイトの順位変動を注視する必要があります。自身のサイト順位が変動しない場合や上昇した場合は問題ありませんが、順位が下がった場合は早急に対策をおこなう必要があります。

【2021年】最新のコアアップデート情報 ※2021年6月時点

最新のGoogleコアアップデートは2021年6月3日に実施された”June 2021 Core Update”と呼ばれるものです。基本的にはコアアップデート実施前にはGoogle公式から事前告知がありますが、この”June 2021 Core Update”は公式からの事前告知がありませんでした。考えられる理由としては”June 2021 Core Update”が6月と7月、2回に分けて実施される異例のコアアップデートであることが関係しているかもしれません。

今回のコアアップデートは6月に準備できているものから順次実施していき、まだ一部準備できていないものは7月に引き続き実施という形で2回に分けて実施されます。このような事情から、6月のコアアップデート実施後のサイト順位変動で自身のサイトの順位が下がったとしても7月のコアアップデートでまた順位変動して上昇する可能性もあるということです。万が一、7月のコアアップデート実施後にサイト順位が下がった場合は、適切なSEO対策を行うようにしましょう。

コアアップデート対策方法

コアアップデート実施後には大きな順位変動が起きます。そのためには、コアアップデートの影響を受けにくいサイト運営をおこなうことがポイントです。具体的な対策方法を3つご紹介します。

■高品質なコンテンツを作る

1つ目のコアアップデート対策方法は、「高品質なコンテンツを作る」ということです。

高品質なコンテンツを作るうえでポイントとなるのが「コンテンツSEO」です。コンテンツSEOとは、ユーザーの検索意図を考え、ユーザーにとって価値のあるコンテンツを継続して発信するSEO対策のことです。品質の高いコンテンツSEO施策を行うことで少しずつサイトが上位表示されやすくなります。

コンテンツSEO施策を行う場合、まずは競合サイトやサービスを調査して長所や短所を分析しましょう。次に分析した結果を踏まえて自身のサイトのターゲットやコンセプトを固めます。ターゲットやコンセプトが決まると「どのような人に何の情報を発信するのか」が決まるので、ターゲットが検索すると考えられるキーワードを選定します。選定したキーワードに沿ってタイトルや見出しを考え、コンテンツの大まかな流れである骨組みを設計してライティングをしましょう。

また、発信したコンテンツはそのままにするのではなく、どのくらいの順位に表示されるのかを注視するようにしましょう。Googleのアルゴリズム改善は日々行われているため、定期的にコンテンツの順位をチェックし、順位が下がってきたら上位表示されているコンテンツを分析し、自身のコンテンツを修正するようにしましょう。このプロセスの積み重ねによってコンテンツSEOで成果を出すことができ、コアアップデートの影響を受けにくいサイトを作り挙げることができます。

■E-A-Tを高める

2つ目のコアアップデート対策方法は、「E-A-Tを高める」ことです。

EATとは専門性(Expertise)、権威性(Authoritativeness)、信頼性(Trustworthiness)のそれぞれの頭文字を取ったもので、EAT はGoogleがサイトの品質を評価する基準のひとつです。EATが高いサイトは高品質なサイトであると評価されやすくなります。

専門性、権威性、信頼性それぞれの高め方に関しては、こちらの記事を参照してみてください。
E-A-Tとは?重要な理由と対策法を紹介

■テクニカルSEO対策をおこなう

3つ目のコアアップデート対策方法は、「サイトの土台を強化する」ことです。サイトの土台強化のためには、テクニカルSEOに力を入れることがポイントになります。テクニカルSEOとは、サイトの表示速度の改善やインデックス管理など、サイトの内部構造を整えるSEO施策のことです。コンテンツの質を高めることにばかり集中しすぎて、テクニカルSEOが疎かにならないようにする必要があります。

テクニカルSEOの基礎は大きく分けて、クローラー対策とインデックス対策の2つに分けられます。クローラー対策は、webサイト内を巡回して情報を収集するクローラーがサイト内を巡回しやすいように整備する対策です。ページの表示速度の改善や階層構造の最適化、スマホ表示の最適化などが当てはまります。

インデックス対策は、クローラーに正しくコンテンツを認識させるための対策です。他サイトや自サイトで類似したコンテンツがないかを確認して重複コンテンツを避ける、適切に内部リンクや外部リンクを設置しメンテナンスも行う、タイトル・見出し・画像ルールを守ることなどが当てはまります。

まとめ

Googleコアアップデート実施後は大きな順位変動が起きます。順位変動を注視することも重要ですが、基本的には日頃からコアアップデートに影響を受けにくいサイト作りを心掛けることが大切です。コアアップデート対策方法として「高品質なコンテンツを作る」「E-A-Tを高める」「サイトの土台を強化する」これら3つを意識して、コアアップデートに影響を受けにくいサイト運営をおこなうようにしましょう。


関連記事


おすすめ優良SEO会社