公開日:2015/08/07  最終更新日:2019/07/31

成果を上げるランディングページの最適化

ランディングページとは、検索エンジンの検索結果や他のウェブサイトに設置されたリンクをクリックした時に、ネットワークの中をさまよってきたユーザーが最初に「着地する」ページで、一般的には縦に長くスクロールできるWEBページの形態を指します。
ECサイトの他、キャンペーンや特集記事を掲載するページに多く見られる検索エンジンを意識して、設置者が狙うキーワードでの検索にヒットすることを目指して制作することが効果的でしょう。例えば「キッチン用品通販」でのキーワード検索を行うユーザーをターゲットにしたランディングページであれば、「キッチン用品通販」で検索した時の検索結果で上位に、このページが現れることを目指して設計します。
具体的には適切なDescription(要約)をmetaタグに含ませることはもちろん、titleタグにも注意を払い、また、コンテンツはキーワードと密接な関係を含む充実した内容を心がけ、総じて、出来るだけキーワード検索結果の上位表示を目標とします。
これをランディングページオプティマイズ(LPO)と呼び、ウェブを使ったプロモーションには欠かせない概念となっています。
通販ならショッピングカート、キャンペーンなら応募フォームがページ内に設置されているとより効果的ですが、カートやフォームを別ページにせざるを得ない時にはユーザーを逃さないよう、魅力的なコンテンツを盛り込むことが重要でしょう。

ランディングページの特徴・メリット/デメリット

ここで改めてランディングページについて特徴やメリット、デメリットについて紹介しましょう。
1.コンバージョンに繋がるページ以外のリンクが少ない
コンバージョンとは、訪問してきた読者がホームページのゴールと定めた行動を起こしてくれた状態のことを言います。端的に言うと、商品を購入、または問合せをしてくれた状態ですね。そのコンバージョン率を上げるために、直帰されないように、ページの出口を商品注文・お問い合わせといったページに限定して作られていることが多いです。ただ、基本的に縦に延々進んでいく形になるので飽きて離脱される恐れがあるでしょう。

2.デザインの自由度が高い
ランディングページには問合せフォームなど一部のリンク以外は設置しない場合が多いため、その分デザインの自由度が高いです。特徴的なのは、一般のWEBページと違いレイアウトにほぼ制限がないので派手な目を引くデザインが可能という点。また、画像やイラストをメインに制作してストレスなく縦にスクロールしてもらえるような工夫がされています。
その反面、作るには高いデザイン力が必要になり、制作会社に依頼する場合は相場で10~60万円ほど必要になるそうです。

3.適切なオーダーでユーザーに情報提供できる
ユーザーに商品を購入してもらうという目標を達成するには、適切で効果的な順序で情報提供することが大事です。
通常のホームページの場合、どうしてもページをみる順番というのはユーザーの心境に左右されます。こちら側から誘導することはできません。しかしランディングページでは、縦長のページをスクロールするしかないので制作者の思惑通りに読んでもらうことができるので、知ってほしい順番で情報提供が叶います。

ランディングページを制する者はECサイトを制す

クリックした広告や検索結果はある目的や動機を持って検索されているので、その動機や目的に合致したページを用意することができればサイトの離脱率を抑えることができ、かつサイト来訪客に対して希望する商品やサービスを提供することができるでしょう。
例えば100人の有望な見込み客をサイトのトップページに誘導できたとします。
しかし、目的の商品やサービスがどこにあるのかを見つけることができなければ、企業の商品やサービスを見ることなく全員が立ち去ってしまうことになるでしょう。
特に検索エンジンの場合、50%以上が8秒以内にランディングページを去ってしまうとの調査結果にもあるとおり、検索ワードに合ったページを用意することができれば企業の売上げに大きく貢献することは間違いありません。
検索キーワードをサイトに誘導するためのSEO対策という側面だけで見るのではなく、検索キーワードから汲み取れるユーザーの動機や目的を反映させたランディングページを作成することができれば、ECサイト間の競争において勝利することができるのです。


関連記事


おすすめ優良SEO会社